交響詩篇エウレカセブン 最終回

面白かった。
とりあえずコレだけはとっとと宣言しておきたかったので(笑)。
Episode-49 シャウト・トゥ・ザ・トップ!
疑問点はあったが、月光号VS銀河号の戦闘や303の活躍など大筋では面白かった。だからこそその疑問点に苦言を呈する。
何故デューイの体にコンパクドライブが埋め込まれているのか?ノルブの場合はサクヤと対になり損ねて、という過程があったと思う。しかしデューイの場合はあまりにも唐突にその事実が明かされた*1感がある。
その後のそれが世界の命運に直結してるという下りはまあいいだろう。「私は淋しがり屋だから」と言い放ち、全人類を巻き込んでの『贖罪』を目論むあたり、王様になりたかった男の歪んだ傲慢さだと思えたが、実はホランドの言うように「器が小さい」だけだったのかもしれない。自分をホランドに殺させ、それをキッカケにして世界の崩壊をさせようとしたのは『生まれながらの王』たるホランド*2へのささやかなる復讐だったのか?結局デューイは自害した訳だが、ホランドに悔恨の情を抱かせたのだから復讐は果たせたのだろう。兄弟にとっては苦い決着になってしまった…。
で、そのとばっちりで離れ離れになったレントンエウレカ。せっかく『家族みんな*3』で司令クラスターになろうとしてた矢先だったのに、またしても邪魔が入って最後まで山あり谷ありだ、と。

Episode-50 星に願いを
エウレカが一人で取り込まれてしまいどっぷりと落ち込むレントンだが、生存が確認されたためホランドに叱咤されて再び立ち上がる。『家族』で必死に呼びかけるものの返事は無くエウレカからの返事はない。一縷の望みからニルヴァーシュに語りかけると、レントンの想いに応え純白の体に生まれ変わった!…えーと、そのコクピットモビルトレースシステムですか?(笑)まぁそれはさて置き、エウレカを求めて飛び立つレントンニルヴァーシュ。その姿を『巣立ち』と表するケンゴウが父親っぽかった。ずっと大人であろうとしたホランドは、父親というよりもやっぱりアニキだよなぁ。
で、なんだかんだでエウレカの元に辿り着き再会する二人なんだが、先週のアネモネ&ドミニクほどうるうるしなかったなぁ。でも二人が一つになった時に、左目だけだったニルヴァーシュに右目が誕生したのは思わず唸った。演出で片目に見えていた訳ではなくてホントに片目だったんだぁ(笑)。いや、そこに感心したんでなく、一人では世界の全ては見渡せないが二人になれば(両目を開けば)世界は広がるんだという例えなのかなぁと思った訳で。
ニルヴァーシュに世界を託され元の世界に戻る二人だけど、みんなのところへは戻らないのか。エウレカは元々だけどレントンも『人外のモノ』になってしまったようだし、そう簡単には帰れないのかねぇ?でも『家族』が揃ってこそ真のハッピーエンドだと思うんだよね。続編やSPは期待できないけど、DVDの映像特典でその辺の補完してくれたら嬉しいかな。TVだけの視聴者には不親切だけど(爆)。
そうそう、月に刻まれたアレは流石に失笑したけどまあアリだろ、最終回だし(笑)。

*1:と書いたものの、これまで漫然と見ていたので伏線があったなら素直に謝りますとも。

*2:とは言ってもホランド自身もその座はレントンに取って代わられてしまった訳だが。

*3:レントンエウレカ・モーリス・メーテル・リンク