太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。

初めて見た*1が、面白いなぁ、コレ。

  • 総理候補者には適正試験をおこなう

VTRに出てくる総理候補者の面々がビミョーに実在の人物に似ていたのが笑えた。またスタジオで行われたテストで、自民党のセンセイ方が全問不正解、しかもカンニング疑惑(笑)まであり散々な目に遇っていた。逆に社民党福島みずほ氏は全問正解だったのは感嘆した。とはいってもこの問題が総理の適性に関係があるのかと問われれば甚だ疑問だが(苦笑)。
結果は賛成多数で可決。

言葉の暴力に対する牽制の意味合いも込めての法案提出。
賛成派は主に悪意のある書き込みによって心に傷を負ってしまう危険性を指摘し、課金制にする事で垂れ流すだけの書き込みを淘汰して、真にメッセージを発信したい人だけが課金されてでも書き込みをするだろうと主張。実際に否定的な書き込みによって凹んだ経験者の発言だったので必死さが伝わってきた。
逆に反対派はそれとは真逆で善意*2の書き込みがなくなり、悪意のみが残るだろうと反論。悪意のパワーは課金など厭わず毒をバラ蒔き続けるだろうとの意見。更に、悪意のある発言は教育によってそうならないように指導する事が可能で、またそうするべきだと主張。


私的には課金は反対だが、賛成派の主張の方が頷ける部分が多かったように感じる。中でも太田総理の「書き込みが人を殺す」というような言葉が胸に突き刺さる気がした。誰しも無意識のうちに人を傷付ける発言はしているもので、そうならない様に気を付けている(つもり)。通常の書き込みでも危険を孕んでいるのに、某巨大掲示板に書き込む場合は匿名であるが故に箍の外れた発言になりがちだ。
表現の自由』を盾に規制をかけるのを反対する向きがあるが、野放しにしていいとも思えない。課金はともかく何らかの規制はいつか必要になるのではないだろうか?
因みに太田総理は『表現』は画家や小説家などのいわゆる芸術家が一生かかって追求しても究められないのだから、一般人は推して知るべしみたいな事を言っていた*3がホントその通りだと思う。
結果は反対多数で否決。

*1:といってもまだ2回目だが

*2:正確には違うだろうが悪意の対義語としてあえて使用。

*3:いや、かなりうろ覚えなので全然違う内容だったかも(苦笑)。