ストライクルージュ変色の謎

昨日の種死にコーフンして(笑)色々見て回ったところ、これに引っ掛かっている人が結構いた。


何故機体色が赤ではなく青なのか?
これはフェイズシフト装甲(以下PS装甲)の特性に由来する。
本来PS装甲とは、外装に電圧をかける事によって特質変化を発生させ、物理攻撃を無効化するシステムである。*1
その副産物として発生するのが各機体の装甲板の色変化なのである。
強度を上げたい部位に電圧を高くかけるとそれに応じて変色、すなわち電位変化の度合いにより赤くなったり、青くなったりするのである。
つまりストライクをはじめとしたPS装甲採用MSの機体色は、実は(デフォルトではあっても)正式な色ではないのだ。


これにより、本編中*2のキラとマードックの会話に意味が生じてくる。
マ:「電圧や他のスペックはどうすんだ?」
キ:「全てストライクと同じに!」
これはルージュがあくまでもカガリ用のセッティングであり、キラが使うには不都合がある為にセッティングを変更しているのだと考えられるのではないか?
恐らくキラほど自分の手足の如くMSの運用の出来ないカガリの安全確保のために、全身が均等な強度になるセッティングが施されているのであろう。
対してキラ用はコクピット周辺を適度な強度とし、バッテリーのほとんどはスラスターやライフルの出力に廻しているのではないだろうか?


ともかくあの色変化は、実は裏側にある色々な設定の上に成立しているのだが、作品中で具体的な説明が一切ないので混乱を招いているのである。


と、ここまで打ってみたものの、手元に参考資料がないので信憑性に欠けるのもまた事実だ。(w
過去のNT誌の記事を立ち読みした記憶を頼りにしているので、間違いがあればサクッと指摘して頂きたい。(苦笑)


そうそう、今回ストライクがあっさりやられているのは、ザクやグフがビーム兵器を携行しているからという点も考慮しないといけない。
シールドである程度防御していたシーンがあったが*3、機体への直撃は全く耐えられていなかった*4のがPS装甲の弱点だという描写とお気づきだろうか?
キラがストライクではイマイチでフリーダムでは神懸かり的な活躍だったのは、何も機体性能に頼っていただけではなくてストライクが時代遅れの機体になってしまったという描写を兼ねているのだろう。

*1:なんか違う気がするが、まあいいや(ヲイ)

*2:ストライクブースターの発進準備中

*3:シールドは対ビーム用兵装という設定

*4:足を落とされたシーン